先日、初めてシート加工に挑戦したWR250Xを試す為にツーリングに行ってきました。
お尻の痛みに対しては大きい効果があり、痛みがかなり軽減されたのは良かったのですが大きな代償を払うことになってしまいました。
シート加工の内容としては純正のシートを削って少し柔らかい素材のスポンジを埋め込み、座面を左右合わせて1cm程広げました。
前回のゲルシート加工の記事はこちらへ⇩。
しかしこのシート座面を少し広げた影響で、思ったよりも足つきが悪化してしまうという結果になりました。
ツーリング中に信号待ちの度にお尻を落としてなんとか片足で停車。
停車中はほぼシートは太ももの位置にありました。
やはり座面を広げる為にはかなりアンコ抜きしないと足つきは悪くなってしまうので、加工シート2つ目を作る決心をしました。
難しいですが足つきの良さと座り心地の良さの両方を追求しなければなりません。
足つきの良さと座り心地の良さを両立するのは難しいせす!
なぜお尻が痛くなるのかもう一度考えてみる
シートの座面を広げると足つきの悪さに直結してしまうので、座面はノーマルのままにします。
今回のツーリングで全くお尻が痛くならなかった訳ではないので、更に柔らかいスポンジを埋め込む。
あと少し気になったのがWR250Xのシートは地面と水平ではなく、かなり前傾になっています。
WR250Xに乗ってみると、お尻に垂直に体重が掛らずにお尻の皮膚を残して体が前にズレてしまいます。
ツーリングをしていて、そのズレによって痛みが悪化している様に感じました。。
乗車姿勢も影響している痛みと推測できます。
それらをまとめますと、、、。
今回はこの様な加工にしてみたいと思います。
僕の試行錯誤はまだまだ続きます!
シート専門のショップでゲル加工したシートをバラす
自分で加工したシートでは足つきの悪さの問題が大きく出てしまったので、以前に購入して試してみたショップのゲル加工してあるアンコ抜きシートを更に自分で加工してみる事にしました。
ショップで加工したシートの詳しい記事はこちらへ⇩。
こちらのショップで加工したシートは長時間走って、お尻の痛みは軽減され足つきもかなり良くなるシートだったのですが、やはりツーリングの帰りには痛みが出てしまいました。
なのでこのシートの足付きの良さをそのままに、更に柔らかいスポンジを埋め込む計画を立ててみました。
とりあえずゲル加工のシートをバラして観察してみました。
シートの緑の部分がゲル素材なんですが、座ってみるとゲル部分の下のスポンジとシートベースが硬いと感じます。
なのでこのゲル部分の下のスポンジ部分を柔らかくしたいので、ゲルを外して観察してみます。
ここのゲル部分の下のスポンジをより柔らかくするとお尻の痛みが改善できると推測してみました。
柔らかいウレタンフォームでシートスポンジを作り直す
元のシートをカットして除去
まずは元のシートスポンジを全部くり抜いてしまいます。
シートスポンジはカッターで簡単に切ることができました。
もう後戻りはできません。
そして今回選んだシートスポンジはホームセンターで売られている、すごく柔らかいウレタンフォーム。
今度こそお尻の痛みを根絶したいので、シートスポンジに使う物としては有り得ないくらい柔らかい物を選んでみました。
ホームセンターで色々な硬さがあったのですが、一番安く柔らかい物を290円で購入。
ウレタンフォームでくり抜いた部分を埋めていく
このウレタンフォームをシートをくり抜いた形に切り出して、シートの反りに合わせて埋め込んでいきます。
ウレタンフォームをハサミでカットして形を調節していきましたが、柔らかくてなかなか形を整える事ができません。
ウレタンフォームを段にして、なんとなくシート形状に合わせました。
上からゲルシートを被せるつもりなので大体でOK。
ゲルシートで蓋をする
ウレタンフォームの部分はガタガタなので、上に元から埋め込んであったゲルシートをはめ込みました。
ウレタンフォームの凸凹がほとんど分からなくなったので、シートの皮を被せても大丈夫そう。
そのあとに埋め込んだゲルシートの合わせ面にスポンジの凸凹を少しでも無くす為に、ガムテープをしっかりと張り付けます。
シートの皮を張り元に戻す
そしてシートの皮を張り、凸凹ができないかを確認。
上の画像のシートの皮はタッカーで仮止めですが、ゲルの合わせ面やウレタンフォームの凸凹もなく綺麗に皮を張る事ができました。
思ったよりも段差も凸凹もなく、かなり上手くいきました!
実際にWR250Xの車体に装着して走ってみました
座面をを手で押すと、加工前のシートよりもかなり沈み込みます。
そして車体に装着して実際に座ってみました。
これ以上ないくらいシートの座面を柔らかくする事ができたので、お尻の痛みがどのくらい改善されるのか楽しみです!
今回使用したスポンジフォームがかなり柔らかかったせいか、体重でかなり座面が沈み込みます。
もう少し座面を固くしてもいいかなと思ったのですが、この柔らかさで走ってみてお尻の痛みが出るのかを確認してみたいと思います。
このシートの座面の柔らかさで痛みが出てしまったら、もう為す術もありません。
足付きに関しては元々アンコ抜きがしてあるので、シートスポンジを柔らかくした分更に良くなりました。
ここまで足付きの良いWR250Xはなかなかないくらい改善されてます。
今回ゲル加工シートに施工した事と効果をまとめますと、、、
そして1時間程走ってみましたがお尻の痛みは全く感じられませんでした。
今までで一番お尻の痛みが出にくいシートに仕上がったと思うので、大成功と言ってもいいでしょう!
座面がかなり柔らかくなったので、座布団に座っている様な感覚です。
シートの座面がとても柔らかく沈み込むので、お尻をホールドしてる感覚になりました。
デメリットとしては椅子と座布団に座っている様な感覚なので股の間のホールド感がなく、少しバイクとライダーの一体感が無くなってしまいました。
WR250Xはマシンとライダーの一体感がとてもいいバイクだと思うのですが、そこが少し失われたのは少し残念ではあります。
もう少しスポンジをかたくしてもいいかも
しかし3〜4時間走ってみてどうなるかはまだまだわかりません。
しばらく走ってみて、また次の調整を考えて記事にできればと思います。
次はこのシートを染めQで塗装してみました⇩。
染めQと言う塗料でシートを塗装してみたのですが、とてもキレイに塗る事ができました。
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