ついにエンジンが積まれたWR250Xですが、いよいよエンジンをかけることができるまでの状態に近づいてきました。
WR250X制作の前回の記事はこちらへ⇩。

エンジンが積まれたのでラジエターの冷却周りや電気系、インジェクションなどの燃料系の作業を全て完了させました。
歪みを修正したラジエターもなんとか装着出来たので、エンジンをかけた時にラジエター液の漏れがないか要注意です。

走り出してからのエンジントラブルは怖いので、最終的なチェックを慎重にサービスマニュアルを読みながら行います。
特に電気系のトラブルは分かりにくいので、テスターを使いながら通電をチェックしておきます。
待望のエンジン点火!

そしてオイル、冷却水、ガソリンを入れ、いよいよセルスイッチを押エンジンをスタートさせます。
ドキドキしましたが、内心「まぁどうせすんなりエンジンがかかる訳がないよな~」とエンジンがかかる自信はなかったです。
ところが、予想に反してエンジンがすんなりかかってしまいました。
6畳の狭い部屋なので、地響きのように部屋中にエンジン音が鳴り響きます(汗)。
アクセルを少し開けてみたところ、ふけ上がりも良好です。
正直言ってこんな簡単に一発でエンジンがかかるとは思ってませんでした。
しかしノートラブルかと思いきや、よく見るとエキパイから煙が!(動画あります)。
かなり焦りましたが、中古で落札したエキパイの表面に何か塗られていたようで、それが熱で蒸発した湯気でした。
しばらくエンジンをかけ各部を念入りにチェックします。
心配していたラジエターからの液漏れもなく、今の所順調に作業は進んでいます。
フレームを購入した日から約半年間、なかなか長かったです。
すぐに走れる状態ではないのですが、一つの大きな山を超えた気持ちです。
なんて感動に浸ってる暇はありません。
エンジンに異音もなくふけ上がりもスムーズなので、一安心しました。
これからやらなければならない事はX用のホイール、チェーンなどの駆動系、前後ブレーキ関係、外装の塗装などなどやることは山積みです。
ホイールもブレーキ関係もまだパーツがないので、パーツを集める所から始めなければなりません。
走る為にやらなければならない事が山ほどあるので、出来る作業からどんどん進めて行きます。
PP(ポリプロピレン)の塗装に大失敗
エンジンをかけるという一番の山場を乗り超えて、次からは楽しい塗装とデカール貼りの作業に移っていきたいと思います。
バイクのカウルの塗装は何度か経験があるのでスムーズに作業できるはず。
カラーリングはYAMAHAらしさを出しつつ、オリジナリティーを出していこうと考えています。
やっぱりYAMAHAといえばストロボカラー!
ベースの色は白でストロボ部分を、カッティングシートで作っていく予定です。
とりあえず下地用にプラサフを塗装してみましたが、ここで大失敗!
写真の様にプラサフがはじきまくってます!

そうWR250Xはオフロードベース車なので外装類がPP(ポリプロピレン)で作られています。
その事をすっかり忘れてました。
オフロード車のボディーに使われているポリプロピレンは下塗りにバンパープライマーかミッチャクロンを塗らなければ塗装は上手くのりません。
PP(ポリプロピレン)の塗装には必ずこれを使いましょう。
乾いてからヤスリで塗装を削りなおしてやり直しです。
気を取り直して今度はヤスリがけをして、念入りに脱脂した後にバンパープライマーを吹き付けます。

今度は上手くいってくれました。
バンパープライマーを塗ったので、PP(ポリプロピレン)にしっかりと塗装はのりました。

更にベース色の白を吹き付け、ヤスリとコンパウンドで塗装表面を整えてベース色の塗装は完成。

車体に装着してピカピカなテールカウルが出来上がりました!
これにカッティングシートでオリジナルデカールを貼って最後にクリアを塗ればテールカウルは完成。
この調子でシュラウドやサイドカバーも真っ白にしていこうと思います。
塗装前にボロボロのシュラウドを修理していきます。
右側のシュラウドの破損が酷く、取り付け部分も折れてしまっているので、タイラップで補強。

完全に取り付け部分の1つが欠損している所はL型のプレートで作り直しました。

内側なので見た目には影響ないのと、しっかりとシュラウドが固定されてくれればOKです。
1000円程で手に入れたシュラウドなので完全な物は求めません。
外装の修理が終われば次は塗装を開始します、そこからの記事はこちらへ⇩。

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