今回のWR250X組み立て計画も車体まで完成しました。
なかなか状態の良い車体に仕上がってきているので、そこそこ状態の良いエンジンを積みたいところです。
前回のハーネスの記事はこちらの記事へ⇩。
そしてついにヤフオク!でエンジンを落札することができました。
エンジンもそれなりに需要があり、走行距離の少ない物は10万円以上で落札されてますが、僕は7万円で落札する事ができました。
走行距離が4万キロとかなりの距離ですが、中古なので本当に4万キロかどうかも分かりません。
エンジンオーバーホール前提なので勢いで落札して、すぐにエンジン本体が自宅に配送されてきました。
約25㎏の重さのあるエンジンは木枠とスクーター用のタイヤに挟まれ、極太のワイヤーで固定されてガチガチ状態でした。
WR250Xのエンジンは単気筒なので割とコンパクトです。
250ccの割に思ったより軽くて、見ていると高性能な雰囲気が伝わってきます。
WR250Xエンジンスペック
排気量 | 249cc |
気筒数 | 1 |
ボア | 77㎜ |
ストローク | 53.6mm |
冷却方式 | 水冷 |
圧縮比 | 11.8 |
最高出力 | 23kw |
最高出力 | 31ps |
最高出力回転数 | 10000 |
最大トルク | 24n |
堂々たるエンジンスペックです!
4サイクルの単気筒エンジンで31PSは、かなり高スペックのエンジンです。
同時期に販売されている同クラスのバイクの中で、エンジン馬力の数値を見ればWR250Xはかなり速い部類だということが分かります。
エンジンパーツの中には高価な材質のパーツが使用されていて、エンジンの軽量化に貢献しています。
ヤマハさんの本気度が伝わってくるエンジン性能です。
フレームにエンジンを乗せる
走行距離は4万キロと少し距離を走っていますが、外観はとても綺麗で不具合があるエンジンには見えません。
しかしオークションの物なのでエンジンをかけて走ってみないと、まともなエンジンかどうかは分かりません。
完全に壊れてる可能性もありますが、エンジン単体では確認する方法はないので、正常に動くエンジンだという事を前提に作業を進めていきます。
中古エンジンは、ある程度ギャンブル的なところもあります。
車体とエンジンを並べて、どうやってエンジンを搭載するかをしばらく考えます、、、。
エンジンハンガーが外せるので、楽にエンジンを乗せられるかと思ったのですが、重くて辛いです。
昔のバイクだとエンジンハンガーはフレームと一体になっていて、エンジンを乗せるのが大変でしたが、最近のバイクはエンジンハンガーが外せるので昔のバイクよりは随分楽に車体にエンジンを乗せる事ができます。
2人いれば楽なんだろうけど、いくらエンジンハンガーが外せても1人作業だと重くて辛いです、、、。
結局、嫁に手伝ってもらってエンジンを乗せる事ができました。
部屋のエアコンが壊れているので室内の温度はかなり高く、汗だくになりながらの作業でした。
エンジンを積まれたWR250Xを見てると興奮が止まりません。
ついに!ついにエンジンを積む事ができました!
エンジンが乗るまで長い道のりでした。
これで終わりではありません、まだまだ先は長いです。
これで完成した訳ではないので、どんどんパーツを組み込んでいきます。
その他の細かい電装系と補機類の装着
その他のパーツ、レギレタやヒューズボックスなどの細かい電装系はあらかじめ落札しておいたので、どんどん装着していきます。
しかしバイク1台分はパーツ点数が多いです。
インジェクション取付
苦労したのはインジェクションです。
なにしろ古いバイクばっかり触ってきた僕としては、インジェクションを触ったことがないので仕組みが分かりません。
でも意外と単純で、インジェクション本体を分解しなければならない箇所はありませんでした。
こんなシンプルなパーツで燃料噴射の調節ができるなんて信じられません。
今となっては調子の悪くなったバイクのキャブレターをオーバーホールして、調子よくなった時の嬉しさが懐かしくてたまりません。
キャブレターのジェットを交換する作業が懐かしいです!
フレームがコンパクトで余分なスペースがないのでタンクの下はギッシリとパーツで埋め尽くされました。
作業するのに手を入れるスペースが無さすぎて、エアクリーナーからのダクトとインジェクションをエンジンに繋げるのが一番大変でした。
ラジエーターホースなど冷却周りの取付
ラジエーターのホースもエンジンに接続していきます。
しかし何台分のバイクのパーツから作られたバイクに仕上がるのでしょうか。。
純正サイレンサー取付
サイレンサーはとりあえず純正を装着しました。
この純正サイレンサーの重量は5kgもあるので、軽い社外のサイレンサーを入れたいところです。
しかし社外のマフラーは高価なので、とりあえず中古で2000円の純正サイレンサーを装着します。
これで大きいパーツは、全部組み込み済みになりました。
プラグやエンジンオイル、クーラントなどの液体類を入れればエンジンを始動する事ができるように仕上がりました。
エンジン始動までもう少し!
やっとここまで来たかと思いますが、無事にエンジンがかかるかは確信が持てません。
次回は初エンジン始動の動画付きの記事です⇩。
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