ひたすら12年式エブリィワゴンのメンテナンスやレストアを続けているのですが、カウルトップカバーやワイパーなどを黒く塗装したら、かなり旧車感を感じられなくなってきました。
カウルトップカバーやワイパーアーム塗装の記事はこちらへ⇩。

ですが次に古い車に見えてしまう原因は、車の窓ガラスの周りにあるゴムや樹脂などのパーツ「ウインドウモール」の劣化です。
この「ウインドウモール」をメラミンスポンジで磨いたら、新車のパーツの様に黒く蘇ったので、その方法を紹介します。
車のパーツ「ウィンドウモール」とはどこの部分?
ウィンドウモールとはフロント助手席側の窓で言うと、下の写真の赤◯印の部分です。


窓の周りの黒いゴムでできたパーツで、窓枠のパッキンみたいなものです。
このウインドウモールがなかなか厄介で、年数が経過すると紫外線や汚れによって白くまだらに劣化して変色していきます。


ウインドウモールは車種によって樹脂やゴムでできている車もあればアルミ製のものもあり、僕のエブリィワゴンのウインドウモールはゴム製なので、汚れが落ちにくく白クスンでしまっています。
洗車の時に洗剤を付けてスポンジで擦っても絶対に黒くなってくれないので、年月と共にどんどん劣化してきています。
劣化したウィンドウモールをキレイに蘇らせる3つの方法
インターネットで検索してみたところ新品のウィンドウモールと交換するか、スプレーで塗装するか、削ってコーティングするという主に3つの方法が見つかりました。
エブリィワゴン一台分のウィンドウモールを新品に交換するには、万単位でお金が掛かるのでやめておきました。
塗装もウィンドウモールはゴムパーツなので、月日が経てば剥がれてしまいそう。
一番コストが掛からず失敗が少なさそうな、削ってコーティングする方法でウィンドウモールをキレイにしてみようと思います。
削るとしたらヤスリがけかコンパウンドかどちらかが思い浮かぶのですが、ブログやYou Tubeなどではみなさんメラミンスポンジを使っているみたいなのでそれを使ってみます。
そしてDAISOのお掃除コーナーを探してみて、購入したメラミンスポンジがこれ!
メラミンスポンジで有名な商品の「激落ちくん」ではなく「落ち落ちVキング」です。


メラミンスポンジでウィンドウモールを擦ってみる


メラミンスポンジは、使いやすい大きさにハサミで切って使います。


メラミンスポンジでボディーまで擦ってしまうと傷がついてしまうので、念の為にボディー部分をマスキングテープで保護してから擦ります。
メラミンスポンジはしっかりと水を含ませてから使います。
擦っているとだんだんメラミンスポンジが小さくなっていくので「落ち落ちVキング」はどんどん小さくなっていきます。


しばらく擦ると見事にウィンドウモールの白いまだら模様が取れていきました。
結構擦ったでしょうか、エブリィワゴンの窓一枚分のウィンドウモールを削るのに10cm四方程度のメラミンスポンジがなくなるまで擦りました。
擦った時間は5分くらいで、乾いても白いくすみは全く戻ってきません。
下の画像の様に、キレイな黒になりました。


そして次に表面保護とツヤ出しの為に、オイル系の液体でコーティングします。
今回使ってみたのは、たまたま家にあったシリコンスプレーです。


飛び散らないように布に塗布して塗り込みました。
ポリメイトやクレ556の様な物でも大丈夫かと思います。
シリコンスプレーを塗ってみたら、見事に真っ黒く蘇ってくれました!


新車のウィンドウモールの様になっています。
そして次にウインドウモールではなく、車体後ろにあるスライドドアが通る部分の部品。


パーツ名は分からないのですが、ここもウィンドウモールと同じ様に汚れとくすみでかなり変色が醜いことになっています。
なのでメラミンスポンジとシリコンスプレーで、ウィンドウモールと同じ様に施工していきます。
下の画像は左半分だけ施工した写真です。


施工した所と施工していない所が全く違うのがよく分かります。
ここも10cm四方程度のメラミンスポンジがなくなるまで擦りました。
もう新車みたいにキレイになりました。


ウィンドウモールとスライドドアの後ろの部分を全てやったのが下の画像。
色あせた黒い部分が真っ黒くなって、車が全体的に引き締まって見えます。


問題はコーティングのシリコンスプレーがどのくらい黒を保ってくれるかです。
定期的にシリコンスプレーを塗布すればこの状態を保てると思うので、一ヶ月に1回は洗車の後でシリコンスプレーを塗布してみようと思います。
ウィンドウモールをキレイにすると車の見た目がかなりよくなり、簡単でコストもかからず、すごく効果抜群なので大満足の作業でした。
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