今日は車やバイクに貼ってある、古くて硬くなってしまったステッカーを剥がす為の便利な工具を紹介したいと思います。
トレーサーという工具を使えば硬くなってしまったステッカーもバッチリはがせました!
自分で貼ったステッカーも車両を購入した時から貼ってある純正ステッカーも、年月と共に劣化して汚くなってきます。
さらに車やバイクに貼ったステッカーは何年も経過すると、とても硬くなって手で剥がそうとしても剥がれなくなってしまいます。
僕のエブリィワゴンにも下の画像の様に純正の時から貼ってあるTURBOのステッカーがリアに貼ってあるのですが、年々端っこのほうが劣化して汚れてきてしまってます。
なのでこの汚れたTURBOのステッカーを剥がしてしまいたいと思ったのですが、とても手ですんなり剥がれてはくれませんでした。
爪で剥がそうとしてみましたが、爪が痛くなってとても剥がせそうにありません。
そこでネットで色々調べたところ、古くて硬くなってしまったステッカーを剥がす方法を4つ見つけました。
その中の「トレーサー」という回転工具を実際に使ってみたらステッカー剥がしにはとても便利だったので、使い方と注意点を紹介したいと思います。
車やバイクに貼ってある古くて硬くなったステッカーを剥がす方法
スクレイパーを使って剥がす
スクレイパー(スクレッパー)というヘラのような工具でステッカーを削ります。
古くて固くなったステッカーも剥がすことが可能ですが、失敗するとボディーに傷がついてしまう可能性があるので使い慣れたプロの方でないとお勧めできません。
ステッカー剥がし用のスプレー「ラベルはがし 雷神」などを使う
ホームセンターや100均などでも、ステッカー剥がし剤が販売されています。
スプレー式になっている製品が多く、ステッカーの上から液体を吹きかけるとステッカーが剥がれやすくなるという物。
有名なのが「ラベルはがし 雷神」でホームセンターなどでもよく見かけます。
この「ラベルはがし 雷神」を使ってみたのですが、古くて硬くなったステッカーにはほとんど効き目はありませんでした。
「ラベルはがし 雷神」は年数のあまり経過していないステッカーやラベルなどは剥がしやすくなるのですが、20年以上も経過した頑丈な純正ステッカー剥がす事はできませんでした。
ヒートガンやドライヤーで熱してから剥がす
この方法は割とポピュラーでYou Tubeでステッカー剥がしのワードで検索すると数多くの動画がでてきます。
しっかりとドライヤーまたはヒートガンで温めて時間をかければ、硬くなってしまったステッカーを剥がせるみたいで、この方法で確実に古いステッカーを剥がす事ができるみたいです。
しかし僕はドライヤーの電気代も気になるし、あまり時間をかけるのもいやなのでこの方法もやめておきました。
「トレーサー」という工具で削り落とす
最後にこの「トレーサー」という工具。
あまり聞いたことがない名前の工具で近所のホームセンターにも売ってなかったので、Amazonや工具専門店を探したところ売っていました。
トレーサーの本体はゴムでできていて、電動ドリルなどの回転工具に取り付けて回転させ、ステッカーを削り落とすという仕組みになっています。
トレーサーでエブリィワゴンに貼ってあるステッカーを剥がしてみる
早く作業を済ませたかったので、近所の工具専門店のアストロプロダクツで900円程で購入してきました。
写真は試しに少し使った後なので小さくなってます。
回転工具は電動ドリルしか持っていないので、電動ドリルにトレーサーをセットします。
随分、年季の入った電動ドリルですみません。
下の画像の様にトレーサーを剥がしたいステッカーに当てて、電動ドリルを回します。
初めは力加減がわからないのでゆっくりとトレーサーを回転させて、削れ具合を見ながら、徐々にドリルを早く回転させていきます。
みるみるTURBOのステッカーが削れていきます。
トレーサーでステッカーを削っていくと削りカスが沢山でますが、これはステッカーのカスではなくトレーサーの削りカスなので、トレーサー自体がどんどん小さくなってきます。
ステッカーを削るときに一番気を付けたい事が、トレーサーをボディーに押し付けすぎてボディーの塗装まで削ってしまわないようにする事です。
塗装が剥がれてしまっては元も子もありません。
あっという間にTURBOのステッカーが半分ほど削れました!
トレーサーの削れた粉が凄い事になっています。
更にどんどん削っていきます。
完全にステッカーを落としきらず、ある程度削れたらステッカーのノリがのこっているくらいでストップします。
キレイに全てステッカーを削り落とそうとすると塗装まで剥がれてしまう可能性があるので、ノリが残るくらいでストップするのが安全です。
残ったステッカーのノリは、パーツクリーナーなど擦って取り除きます。
削り始めてからステッカーのノリを取って、下の画像の状態になるまでおよそ5分程かかります。
完全にキレイにTURBOのステッカーが取れました。
ステッカーが貼ってあった箇所の色が変わってしまっているのが残念です
トレーサーの削り方と注意点・まとめ
かなり劣化して固くなった純正のステッカーをキレイに剥がす事ができるトレーサーという工具、便利ですがやはり注意点があります。
以上の事を注意すればステッカー剥がしのツールとしては、バツグンに早くステッカーを除去できます。
年月が経ってカチコチに硬くなってしまったステッカーやラベル剥がしには、「トレーサー」がとても便利でした!
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