走行距離も8万キロを超えて、振動や走行音も増えてきたうちのエブリィワゴン。
まだまだ乗るつもりなので、快適に走れるようにデッドニングを施工してみる事にしました。
しかし業者にデッドニングを依頼すると高い!
色々調べてみるとデッドニングは難しそうで、自分で施工しても効果が出にくいと言われています。
しかしそこは気合と根性で本当に効果があるのかを人柱になって挑戦してみたいと思います!
僕みたいな素人がデッドニングをして良い効果が現れるか半信半疑でしたが、実際にやってみてとても大きな効果が得られました!
しかも材料費は1万円掛かってないです!
今回はカーオーディオのデッドニング効果に関しては検証していません。
このエブリイワゴンの次のエブリイバンをデッドニングした記事はこちらへ⇩
デッドニングとは何か?
先ずデッドニングと言う言葉を聞き慣れない方もいると思うので軽く解説。
デッドニングとは制振材や吸音材を車の車体の鉄板部分などに貼り付けて、振動や音の反射を抑え、快適にドライブできるようにするカスタムです。
などが目的で、得られたい効果によって制振材や吸音材の貼り方が異なると言う奥が深く素人では難しいとされるチューニングなのです。
デッドニングは車内の内張りや内装を外さなければ施工できないので、ショップなどに依頼すると工賃がかかってしいどうしても高額になってしまいます。
ドア一枚のデッドニング作業だけでも5000円以上してしまうので、割とハードルは高いカスタムではあります。
業者に依頼するとデッドニングはとても高価です
エブリィワゴンにDIYデッドニング作業
というわけで実際にエブリィワゴンのデッドニング作業を進めていきます。
荷台編
内装を外し車内の清掃
先ずは荷台の内張りと床のマットを全て外し、下の画像の様な状態にします。
ホコリなどの汚れが酷かったので、まず汚れをしっかりと落とす事が大事。
内装の鉄板部分に制振材を貼り付ける事になるので、パーツクリーナーで汚れと油分を拭き取ります。
試しにこの状態で走行してみたのですが、タイヤの音、走行風音、荷台の下にある動力機械音がダイレクトに伝わってくるので走行中の車内はかなりうるさいです。
あんなに薄っぺらい内装でも、走行音をかなり軽減しているだと思いました。
デッドニングの効果もかなり期待できそうです!
制振材を貼り付ける
次にボディーの鉄板部分に制振材を貼り付けます。
下の画像の物が振動を抑えてくれるヤフオク!で購入した制振材。
ちゃんとしたメーカーから販売されている制振材はそこそこの値段なので、ヤフオク!で安価な制振材を手に入れました。
持ってみるとズッシリとした重みがあります。
この制振材をボディーの薄い部分になるべく多く貼っていきます。
この制振材は裏側が粘着テープになっていて、すぐに貼り付ける事ができました。
貼り付けた後にヘラやローラーなどで圧着するとしっかりと貼り付くのですが、持っていなかったのでドライバーの後ろでゴリゴリ押し付けて圧着しました。
制振材を貼った後に外側からボディーを手で叩くと響かない重たい音がするようになります。
振動を抑えて音の反響を抑えられた感じになりました。
サービスホールをアルミシートで塞ぐ
ボディーの鉄板部分にはサービスホールと言う穴があります。
このサービスホールをアルミシートで塞ぎます。
ガムテープを使ったので見た目は悪いのですが、内張りで見えなくなるので気にしません。
ホームセンターなどで売っているのは高いので、100均のアルミシートですませました。
ガムテープで貼り付けたので見た目は良くないですが、内装で見えなくなるのでOK。
サービスホールを塞いだら内張りやフロアマットを元に戻して荷台部分は終了です。
運転席編
運転席と助手席の内装を外し車内を清掃する
まずは荷台と同じ様に制振材を貼り付けていくために、内装を外して掃除をしていきます。
運転席の汚れはかなり酷く、砂利や砂、ホコリがかなり積もっていました。
運転席と助手席の下にはエンジンがあり、エンジン廻りや床にも制振材を貼りたいので、床のマットも剥がしていきます。
運転席と助手席のフロアーに制振材を貼る
運転席フロアーが綺麗になったら、薄い鉄板部分に制振材を沢山貼り付けていきます。
運転席と助手席の床にはタイヤハウスがあるので、ロードノイズを少なくする為に、タイヤハウスの鉄板部分にも制振材を多く貼ってみました。
制振材は90枚購入したので足りるように貼っていかなければなりません
エブリィワゴンは座席の下にエンジンがあるので、エンジンルーム周りも制振材を貼り付けていきます。
運転席と助手席だけでも制振材は30枚以上貼り付けたと思います。
主にタイヤハウスとエンジン周りに制振材を貼ってみました。
床部分はもともと振動防止みたいな鉄板が貼り付けてあり分厚くなっていたので、制振材は貼らず、隙間埋めにコーキングを施工してみました。
運転席フロアー部分に制振材が貼り付けたら、その上に遮音性のあるスポンジを床の形に切って貼り付けます。
この上に元々敷いてあったカバーと純正のマットを元に戻して、運転席のフロアーは完了です。
後部座席編
後部座席のフロアーも同じように施工していきます。
後部座席は座席の下が空洞になっている部分が多く、ロードノイズがかなり響そうなので、しっかりと制振材を貼り付けます。
少し制振材を貼る面積が少ない気もしますが、予算の都合上しかたないです。
鉄板を手で叩いてみて薄くて、音が響きそうな場所だけ制振材を貼っていきます。
後部座席のフロアーにも、遮音効果のあるスポンジを敷き詰めていきます。
遮音マットが厚い方がロードノイズを遮断してくれそうなので0.5ミリのマットを選んでしまって、元々のマットが敷けるか不安だったのですが、なんとか元に戻す事ができました。
荷台のフロアー編
次も荷台のフロアーに、全く同じような施工をしていきます。
まずは隙間埋めにコーキング処理。
ひらすら制振材を貼っていきます。
道具入れみたいな空洞があり音が響きやすそうなので、荷台のフロアーには多めに制振材を貼り付けます。
そして遮音材マットを敷き詰めます。
後は内装を全て元に戻して、フロアーのデッドニングは全部完了!
さすがに制振材を貼り付ける作業に飽きてきましたが、がんばったぶん効果が楽しみでなりません!
ここまで施工したら効果があるといいのですが、なにしろシロウト作業ですし、高価な材料は使っている訳ではないのでどうなるかわかりません。
エブリィワゴンを自分でデッドニング施工してみた結果
トータル4日間程かけてルーフ(天井)以外のDIYデッドニングを施しました。
かかった費用は制振材90枚とマット類で合わせて約9000円。
費用よりもやはり作業の方が大変でした。
その結果、すごく良いデッドニングの効果がでました。
ロードノイズが驚くほどなくなり、エンジン音量もかなり小さくなりました。
正直言ってここまで効果が現れるとは思っていなかったのですが、もう違う車に乗っている様な感覚になりました。
振動や色々なノイズが少なくなったせいか、オートマの変速の時のショックや、サスペンションのショックまでもが軽減された感覚にもなります。
古い車で生産コストがかなり抑えられている軽自動車という事もあるので、防音や振動を防ぐ効果が大きく出たのだと思います。
おおげさではなく、本当に大きな効果が感じられました!
高級車や最近の自動車はもともと静寂性に関しては良い造りになっているので、素人がDIYでデッドニングを施工しても効果が出にくいんだと思います。
軽自動車や商用車タイプはコストを抑えるためにボディーもかなり簡素な造りになっていて、デットニング効果も出やすくなってるからでしょう。
エブリィワゴンの静寂性もかなりよくなったので残りのドアとルーフ(天井)のデッドニングもやっていきたいところ。
とにかく結論としては素人のDIYデットニングでも十分な効果が見られることが分かりました。
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