今回は、カナヘビの卵の管理と、カナヘビがどれだけ卵を産むかについて、孵化を迎える為にすべき事など書いていこうと思います。
基本的な交尾・産卵・孵化についての流れは、こちらに書いてあります。
我が家のメスは、ほぼ2週間毎に卵を産んでいまして…。
正直なところ、一時期は「メスに負担が大きいだろう」「一年の間に、こんなにも卵を産ませるのはどうか…」と悩んだりもしました。
あるカナヘビの文献には、成体のメスは一年のうちに6〜8回も産卵すると書いてあったので、そんなに驚く事ではないのか…、と安心したり
勇気をだして2匹を隔離してみたところで、ある程度の期間は体内に精子を貯めておく機能がついているからか、産卵してしまったので、ケージ内とはいえ2匹の事を見守るしかない!と割り切ることができました。
カナヘビの親は産卵後には本当に卵を放置なので、それだけたくさん産まないと、自然淘汰されてしまうのでしょうね。
加えて、我が家のメスがめちゃくちゃ食欲旺盛で元気!
しかも、オスがメスに対してジェントルなこと!
離してしまう方が酷に思える程に、2匹が仲良しなのです。これはもう仕方ありません。
我が家の2020年の卵と孵化の状況
捕獲以前は分からないとして、我が家に来てからの状態を表にしてみました。
産卵から孵化までの日数と卵の個数
① | ② | ③ | ④ | ⑤ | ⑥ | ⑦ | ⑧ | |
産卵日 | 5/27 | 6/13 | 6/27 | 7/11 | 7/25 | 8/6 | 8/19 | 9/2 |
卵個数 | 3個 | 3個 | 3個 | 3個 | 3個 | 2個 | 4個 | 4個 |
孵化日 | 7/7~8 | 7/22~23 | 8/5 | 8/16 | 8/29 | 9/11~12 | 9/24 | 10/11 |
産卵から孵化 までの日数 | 51~52日 | 39~40日 | 29日 | 36日 | 37日 | 36~37日 | 46日 | 4日 |
備考 | ― | ― | ― | ― | 1個孵らず | ― | ― | ― |
産卵を確認してからの動き
①産卵したのを確認したら、まずはペンで上の印をつけます。
②カナヘビ達とは他の昆虫ケースに(百均の100円サイズで大事です)土を薄く敷き、卵を乗せて安定させます。周りを水苔で覆います。その水苔が常に湿っているように保ちます。

③このまま卵には直射日光が当たらない様に、そして湿度が卵に行き渡りやすい様に、下の画像のように葉っぱを乗せておきます。

④この状態で、水苔が乾く前に霧吹きをし(できれば直接卵に水がかからないようにして)、ひたすら孵化を待ちます。
時々、葉を開けて向きや大きさ、カビや腐敗がないかチェックして下さい。
卵の変化(画像)


孵化 生まれる喜び!
毎日の管理をしながら、気づくと孵化しているのです!
カナヘビの孵化♪
3つの卵から、同じ日に孵化した画像があります!
一番手前が孵化して動き回っている子。
真ん中のは、まだ体半分しか卵から出ていない子。
一番奥は、殻が割れて肺呼吸に移り変わる途中段階の子!

角度を変えたら、2匹目がスルッと出てきました! そして、3匹目が頑張って卵から頭を出している姿も分かります!

可愛さが半端ないですね♪
こんなの実際に見たら、子供達も私たち親も、なかなかバイバイできなくなるわけですよね~。
とはいえ、「最初のベビー達以外は自然で育ってもらおう!」と約束したので、ちゃんと放しています。
無事をいのるばかりです。
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