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ベビーカナヘビ達との生活に挑戦 〜孵化したカナヘビの飼育環境について〜

飼育

カナヘビの卵が孵化する前は、「カナヘビの飼育は大変だから、赤ちゃんが生まれたら親カナヘビが元いた場所かうちの庭に放すからね」と約束していたけれど…。
見たら、可愛いですね。
赤ちゃんていうのは、可愛い!

家族皆で「この3匹は…育ててみようよ…」という事になりました。
ほぼ私が面倒みるわけになるのですが、これはもう挑戦してみるしかないかと覚悟を決めました。

その代わり、その後に孵化してくる赤ちゃん達は、ちゃんと放すと約束しました。

指切りして約束しているところ

今回は、赤ちゃんカナヘビの飼育について、必要な物などを我が家なりにまとめてみたので、ご紹介します。

環境を整える【ケージとケージ内】

床材と隠れ家

大人のカナヘビと同じく、床材は赤玉土を敷きました。底が見える程に浅くではなく、底が見えない程度に敷き詰めました。

まず、『カナー達』という3匹のニックネームがつきました。3兄弟まだオスメス判断つきません。初めてのベビーカナヘビとの生活ですし、3匹がどんな性格か分からないので、隠れる場所を沢山作らねばなりません。とはいえ、いちいちアイテムを置くのもお金がかかります。
枯れ葉などを敷くと、他の虫もついてきてしまったり、腐ってきてしまうと困ります。

行きついたのが、水苔です。

水分摂取とまではいかないまでも、いつでも湿度の高い所に行ける様に、そしてバスキング等で暑くなっても涼める程度に、常に霧吹きで濡らした水苔地帯をひとつ。

それとは別に、兄弟間で隠れたい時や、寒い時に丸まって入れるように、乾いた水苔地帯をひとつ作りました。

植物に登れる環境

小さいとはいえジャンプ力はあるので、脱走されたら大変です。ケージの高さをよくはささ考えながらささ

なのでアイビーのアーチを作りました。葉の下は日陰にもなりますし、ある程度隠れられるスペースにもなります。

水場

大人カナヘビがしていたように、水飲み場は作りました。溺れないように、浅いお皿です。

アイビーなどからも飲めるように、霧吹きはしっかりすることにします。

カナヘビ飼育の為のケース内、身近な物で試行錯誤しつつ隠れる場所やのぼれる枝葉を入れてある
右が濡れた水苔、左が乾いた水苔にしています

そうして、大人と同じ様にバスキングなどしながら、上のケージで3匹は暮らすこととなりました。

カナヘビは孵化後すぐに大人と同じ生活をする【餌について】

カナヘビの親は、トカゲと違い、卵を産んだらそのままその場から離れてしまいます。

つまり卵は放置され、自然に孵った赤ちゃんはその時から自立して、餌とりを始めなくてはなりません。(2〜3日程度は何も食べなくても、お母さんからの栄養で生きていけるようです)

食べ物は成体と同じで活きている虫です。
でも、なにせ口が小さいのと、顎の力は強くないので噛みちぎることはできません。
小さな虫しか食べられません。

小さな食べられそうな虫、または食べてくれそうなら虫の羽や足を切ったりして与えていきます。イモムシ等もチャレンジしていきます。

ヨーロッパイエコオロギ(イエコ)の場合は、Sサイズでも口に入りきらなかったり、イエコの動きに返って怯えて食べなくなってしまったりします。

最初はとにかく、根気よく小さめな動きの激しくないものをチャレンジし、それぞれの個体の好みを把握していくようにします。

また、3匹いると、よく食べる子と食べない子と…差がでてきます。

餌の取り合いもしますが、それ以前に強気の子は餌の時間になると、周りの子を威嚇したりします。

そして、弱気な子は賢くなり、強気な子がある程度食べて満足してきた頃までは隠れていて、様子を見ながら攻撃されないのを確認しながら餌を食べます。

赤ちゃんカナヘビの飼育環境つくり中に、手にのぼってくる赤ちゃんカナヘビ
慣れていて、すぐに乗ってくるので、脱走注意!

我が家の子供達は、餌とりもしてくれますが、もっぱら遊び相手です。カナヘビからも、そう認識されています。
そして、私が近づくと餌を欲しがります。


カナヘビは、音とにおいで人を判断できるそうです。
赤ちゃんでも、生きる知恵は持っているということでしょう。

観察して見守る

性格を把握する

早くも数日で1匹が尾切りしていました。
弱気な子でした。
一時期は余計に怯えやすくなってしまいましたが、空腹時でなければ追いかけられたりしていおらず、ちゃんと隠れるのも上手くなりました。
満腹時は他の子達の近くで絡んで遊んだり、寝る時に3匹でトカゲダマリならぬ『カナヘビダマリ』になっているので、今のところ敢えて他のケージに移す事はせずに見守っています。

その後も、新たに孵化していくベビーカナヘビ達に喜びをたくさんもらいました。

生まれたてのカナヘビ、水苔に隠れている
放したベビーカナヘビ。丸まって包まれていると安心するのでしょうか。恐竜みたいですね!

それぞれの性格もきっと違ったりして育てたら可愛いのでしょうが。
さすがに3匹の管理だけで大変だと感じているので、それ以上の無理はせず、約束通り孵化して家族全員が挨拶したら、玄関で放しています。

どうか、放した子達が元気に育っていますように…

今後もカナヘビ飼育についてお知らせしていけたら、と思います。

その後の内容へのリンク

飼育をしていると、なかなか思うようにいかなかったり、学ぶ事も多々あります。

下にその後の我が家の体験を記したものをまとめて載せますので、よろしかったらご覧下さい。

また、ベビーカナヘビだからこそ気を付けなくてはいけない事について書いてある記事もありますので、是非ご参考になさって下さい。

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