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イエアメガエルはいつからオトナ? 〜餌やりの間隔の判断〜

飼育

イエアメガエルの“エメグリ”と一緒に過して、早8ヶ月が過ぎました。

毎日見ているけれど、以前の写真を見たりすると、びっくりする程に大きくなりました。
そして、貫禄がでてきました。
うーん…『貫禄』はレディにつかう言葉ではありませんね。なんというか…『大人の色気のボディ』と言うべきでしょうか。

とはいえ、まだ大人のイエアメガエル特有のぶくぶくのたるみはありません。
お腹がいっぱいの時はパンパンになって、ウンチが出る頃にお腹の皮がムニムニになります。

以前の幼さはなくなりつつありますが、これはこれで、可愛い…。

次男も、毎日「エメ〜♡」と言いながら、餌やりとケージ内の掃除は欠かさずしています。

この大きさになるまで観察してきましたが、何か嫌なことがあった時以外は鳴きませんし、雄特有の『抱きダコ』は見当たらないので、きっと雌なんだろうと思います。

流木とケージを洗う時に撮影。
ケージ内にボテッとしている大きさで、成長した事が確認できます。

少しハメを外してベタ惚れな事を書いてしまいましたが、今回はイエアメガエルのベビー(上陸したて)がいつからヤングになりアダルト(大人)になるのか、餌の量や頻度の変化について、加えて健康管理の仕方についてお伝えしようと思います。

念の為、書いておきますが、今回の事は我が家のエメグリに限った事なのかもしれません。性格や単体飼育であること、WD個体であることも関係しているかもしれません。多頭飼育されている場合は、また全く違う状態かもしれませんので、こんな個体もいるのだな…という程度の情報として参考になさって下さい。

生活リズムが固定化していく

冬場にも脱皮を頻繁に繰り返し、大きく成長したエメグリですが、生活スタイルにかなりの変化がありました。

餌と排泄の量と間隔

温度と湿度のせいか…はたまた成長のせいか…、判断はつかないのですが、ウンチのタイミングが5〜7日に1度適度になりました。ウンチの大きさ自体は以前とほぼ変わりません。

そして、食べる量も減りました。
お迎えして8ヶ月(上陸してから約11ヶ月)の現在、まだ2日に1度のペースで餌やりをしていますが、乾燥コオロギの場合は大きなサイズを1匹です。イエコの方が食べは良いのですが、それでもM~Lサイズを1〜2匹です。

もう餌やりは3日に1度で良いのかもしれません

一度の餌の量がコンスタントに一時期よりも少し減った状態になって安定した頃、このポイントがベビーやヤングから成長期を終えたアダルトの判断材料なのかと思います。

冬場はヒーターと霧吹きでの加温湿でケージ内の数値は一定であっても、代謝が万全ではないのだとは思います。でも、ウンチの間隔もあいてきて、食い付きも良い中でと判断すると、人間の様にサイズアップしていく成長期の食欲は、もう終わりなのでしょう。

体調不良からの食欲不振でなければの話ですが、飼育していると自然に「3日に一度の給餌で大丈夫な時期」を感じられると思います。その時が、アダルトになってきたと判断していいのではないかと考えます。

餌やりの間隔をあけたら、ウンチの間隔や硬さを見るのも重要なポイントでしょう。間隔をあけることによって、ウンチの間隔もあくかもしれません。ウンチが硬く便秘がちになったりするならば、一度前の間隔に戻してみるのも良いでしょう。手探りではあっても、個体に合った間隔で長生きしてもらえる方がいいですよね。

アダルトの餌やりは一週間に一度という方もいるかと思います。それについては、個体差や飼育者の判断で良いと思いますが、成長期からの変化をさせていくのであれば、様子を見ながら一日ずつ間隔をあけても大丈夫かどうかを確認し、時には間隔を戻す事も視野にいれながら、行っていけば良いと思います。

また、自然界で生きている事を考えてみれば、カエルは数日食べなかったからといってすぐに餓死してしまう訳ではないので、試しに餌の間隔をあけても良いと思います。個体に必要以上のストレスのないように進めていくと良いと思います。

水浴びのタイミング

変わったことがもうひとつ。
水浴びの時間が固定されて、それ以外の時間は入っているところを見かけません。
毎朝6:40あたりに、目をトロ〜ンとしながら沐浴して、7:00前後には流木の上へ。更に目がトロ〜ン…。そして、5〜10分したら、お気に入りの場所へ移動しています。
そして、日中は以前よりもあまり動かなくなっています。

「体内時計って実在するんだ!」と関心してしまう程に、毎日この時間。
狂わない、揺るがない、この時間。

朝に探すのが楽しみになります。

毎日同じ場所…かと思いきや、時々違う場所にいるのは、本当にびっくりさせられます。
今日は特にびっくりして、呼吸しているのか確認できるまで、ちょっと不安さえかんじました。
すごいところに挟まっていました。

今朝探したら、なかなか見つからない。
なんと、こんな所に!まるでピーマン!?

冬場になり、ケージを保温シートで囲ってからなのですが、毎日夕方に流木に乗る習慣がなくなりました。
それだけは、ちょっと寂しいです。
季節が変わることで、また復活してくれるのであればと思いますが、あまり期待はしないでおきます。

お掃除の時に健康チェック

ケージを洗う時は、一時的に狭いプラケースに入っていてもらいます。この時、少量のカルキ抜きのお水を入れておく事が大切です。

いくら人の言葉(しかも日本語)で話しかけ、「ケージ、お掃除するから、ごめんね…」と伝えたとしても、不安そうなのは丸わかりです。

なるべく短時間ですませるからねと話しかけつつも、今回は写真を撮っています。
ケージの中身を全部出し、丸洗いをします。

掃除中に、じっくり(いやあまり時間はかけずに)健康管理をします。いつも、餌やりの時などに様子が違う気がしたら皮膚の観察はしていますが、プラケースの方が明らかに見やすいのでしっかり見ます。

まずは背中側の皮膚全体や、手足の関節の観察。エメグリの背中には、WD個体なのですが、腰部あたりに幾つか星があります。
天然のスノーフレーク…これもエメグリにしかないものと愛情を感じたりしてしまうポイントです。

ただ、お目々ぱっちりで、行きたい方向に向かって動きます。エメグリ本人(本蛙?)が一番焦っているのだと伝わってきます。

できるだけ迅速に、でもちゃんとプラケースの向きを変えて電気や太陽光の当たり具合も見ながら、外傷がないか、浮腫はないか、レッドレッグになっていないか等を見ます。

ココの観察が大切!
胸の部分ににかが!?と心配しましたが、ただ土がついていただけでした…。

写真にとると赤く見えやすいですが、動いたから血流が良くなって、少し赤みがでているだけで問題はないです。


外傷や炎症等がないことを確認できてから、セッティングしておいたケージに戻します。

ちゃんと分かっているようで、やっぱりケージが良いようです。一目散にケージに入り、落ち着く場所に張り付いて眠り、微動だにしなくなります。

きっと精神的に疲れるのでしょう。なので、ケージの丸洗いは餌やりではない日にやる事にしています。

今後の生活について…

まだまだ、イエアメガエルについて知らない事もあり、その度に調べたりしています。
ただ、個体差がある事を重視したいと心掛けています。

餌やりの頻度の変更は、自然と餌を与えていると「まだお腹が空いていない」と分かる時があります。それを観察して、試しに2日おきだったものを3日おきに変えて様子をみてみるしかありません。

ただ、カエルは数日食べなくても餓死はしないという事を念頭において、不安そうな素振りなどは見せずにやって良いと思います。


餌の間隔を変えるのに適した季節などがあるのかというと、それはないとおもいます。でも、新しい種類の餌に変更していくのについては、ヒーターを使う冬場てはなく、暖かさが落ち着いた春から夏に行うと温度変化という不安定な要素がなく、消化吸収の状況が把握できるのではないかと考えます。

その後も変わらず人慣れしてくれていて可愛いですが、主人である次男が触れる時と私が触れる時の違いも分かってきました。

はっきり言って…次男の時の方がおっとりしています。
次男がいる時は落ち着きがちです。

私だけで触れる時は大体においてケージの丸洗いだったり、流木洗いだったり…。
エメグリからしたら嫌な事をするイメージなのかもしれないですね。
早く次男にもケージの丸洗いを頼める様にしたいものです。

時々出てくる長男が触れる時には、遠慮して大人しくしています。
やっぱり、生粋のレディ〜なのかもしれませんね。

なんとか、毎日過しているうちに冬を無事に越して春になりました!

これから、少しずつ温かい日が増えてきますが、まだ朝晩は冷えます。
いつまで保温シートで囲っておくべきか、迷うところです。まだまだ初体験は続きます。

たくさん観察して、子供達と楽しんで、エメグリと相談しながら(?)今後も一緒の生活を進めていきたいと思っています。

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