イエアメガエルの“エメグリ”は、毎日安定した優しい表情です。最近、毎日午後7時頃になると、いつの間にか流木の上にいます。そんな些細な行動でも、癒やされます。。
朝の霧吹きと、夜の掃除と1日おきの餌やり程度しかしていない訳ですが…我が家のアイドルです。
だんだんと丸みも出てきました♡
穏やかな表情とは裏腹に、食事の時はいつも勢いがすごくて、微笑ましいです。
餌やりは、なんだか毎回嬉しいです!どんなに忙しくても、ご主人様である次男坊が不調で代わりに私だけでやるとしても、信頼関係や健康管理として触れ合って観察できる貴重な時間です。
今回は、“エメグリ”に与えている餌について、そして私が新しく出会った爬虫類・両生類用の餌『バグリッチ』について、書いていこうと思います!
イエアメガエルの餌に漠然と悩んでいた日々
まだ、虫がたくさん捕れる時期でもなく…
冬の間の餌は、専らヨーロッパイエコオロギか乾燥コオロギ(戻したもの)でした。
我が家のイエアメガエルはWD個体なので、基本的に色々な虫を与えてもいいのですが、以前よりも虫とりばかりはしていられなくなりまた。暖かくなってきたとはいえ、まだそんなに食べられる虫も増えてはいませんし。
WD個体やCB個体などについては、⇩こちら⇩に記してありますので、よろしければ参考にして下さい。
飽きがくるのも可哀想
餌やりをしていても、いつも「もっともっと無駄のない比較的安価な、さらに言えば栄養価も適度な物はないか…」と考えていまして。
“エメグリ”の為にも、飽きがきたら可哀想だし、もっと餌のレパートリーを増やしてやりたくもありました。
グラブパイよりも使い勝手の良いものはないか?
先日、「そういえばグラブパイをあげたことがなかった」と気付き、与えてみました。
でも、カナヘビ用の硬さだったので、勢いよく喰い付いてきても散ってしまい、食べにくそうでした。。
とはいえ、カナヘビに使うのとイエアメガエルに使うのと…別で作るのもなんだかなぁ…と思いまして。。
色々と調べて考えてみて
元気で生きているのですが、このままで良いのかな…と、なんとなく飼い主として釈然としないような気持ちがずっとあったのでした。。
そんな中、ペットショップで『バグリッチ』を見つけました。
比較的お手頃価格で、ちょっと勇気を出せば「試してみるだけでも!」と思える価格だったので、購入してみました。
爬虫類・両生類にとっての必要栄養素や餌(昆虫・人工餌)を調べてみる価値はあるかも…と思い、まとめてみた記事もありますので⇩こちら⇩もご覧ください。
保存可能な餌の使い勝手
我が家で使っている保存可能な(乾燥や人工の)餌について書きますね。
乾燥コオロギ
こちら、とても安価な乾燥コオロギですが、正直なところ、大きさがまちまちですし、頭が取れているものが多く、実際に与えてやれる分は結構少ないかもしれません。
コオロギなので仕方ないのですが、一時的とはいえ匂います。
つまり、ウンチも匂いやすい可能性も…あります。
我が家は安価の乾燥コオロギで済ませていますが、元から脚をカットして大きさも揃えて、とても良い状態で販売している物もあります。とても高価に感じるのですがね。
ただ、安価でもロスが多くて栄養価も分からかいよりは、高価でも出どころが明らかで品質にこだわってあるのならば、良いと思います。
でも、私がはっきり言えるのは、“エメグリ”はあまり乾燥コオロギは気に入っていない…という事です。次男に伝えてはいませんが、彼もきっとどこか気付いてはいるでしょう。“エメグリ”も気を遣うのか、一応最低限の量は食べてはくれるんです。でも明らかに、2匹目の食付きが良いとは思えないのです。強い匂いでしょうか…。
なので、足りなくならない様に1匹多めに水で戻しておいても食べてくれないというロスを考えると、高価な乾燥コオロギに手が出せずにいます。。
せめて、戻したものが数日保存可能であれば…、なんて思いながら、残ってしまった分は処分しています。
使い勝手としては、戻すに常温のカルキ抜きの水で1時間程度の時間がかかります。
ぬるま湯にすると15〜30分程度と戻りが早いようですが、あまり温度が高いと、成分が変化したり栄養価が流れ出てしまいそうで私はした事がありません。
すぐに柔らかくなる訳ではないので、前以て用意…という面では気を遣います。
特にうちの場合は、次男坊の就寝時間との兼ね合いもあるので「戻すのを忘れたから30分〜1時間待って」とならないようにしなければなりません。
大人でも時間に余裕がない方は「戻し忘れた」という事で困りそうな方は、向かないかもしれません。
グラブパイ
今まで練り餌といったらこちらのグラブパイを使っていました。
私の場合はですが、熱湯を注ぐよりも、レンジを使う作り方の方が上手くできます。
⇩こちら⇩に作り方を載せています。
微かに粘り気のある木綿豆腐みたいな感じなのですが、カナヘビ用に容器の中に薄く作ってあるので、“エメグリ”にピンセットで与える場合、勢いよく喰い付いてくるので一口で入らない分や照準がズレた時は、ボロボロと切り捨ててしまうしかない状態になります。
コスパがあまり良いとは言えない、素敵なお値段なので、食べられない分が多いとなんだか勿体ないですよね。
ネットで調べると、グラブパイを食べると下痢をしやすいという記事を目にする事がおおいのですが、“エメグリ”に与えて、ウンチが緩くなったという記憶は今のところありません。ただ、念頭に置いておくのは良いと思います。
練り餌にしてから冷蔵・冷凍すると日保ちするのがありがたいのですが、カナヘビ用とイエアメガエル用で作り分けるまでするか?と言われると、そこまでして与えるべきか…分からずにいます。
バグリッチ・トカゲブレンド
今回、購入してみたのが、こちらの『バグリッチ』です。
そのまま与える個体もいるそうですが、水でふやかして与えることもできますし、ぬるま湯と一緒に練って団子にしたりもできます。食べさせやすい形状にしてやれる可能性が広がりました。
匂いも、今までの餌と違い、なんだか安心しました。
“ちりめんじゃこ”みたいな…日本人にはそれ程抵抗のない匂いだと思います。
バグリッチを使ってみた
水でふやかしてみた
小さな容器にバグリッチと水を入れてみました。
約1時間おきました。途中、水を均等に含ませたくて向きを変えました。
容器内がふやけたもの。その隣(右)の蓋にのせてあるのが、元の大きさです。
ふやけ方は、室温や湿度によるとおもいます。
真ん中までふやけるようにすると、竹製ピンセットで挟む時に崩れやすいので、扱うのに力加減が難しいです。少し心が残る程度が良いのでしょうか…。
何が正解がわかりませんね。
何にせよ、喰い付きは良かったです!
練り餌(ミズアブ団子)にしてみた
バグリッチのホームページではビニール袋に入れて作っていましたが、毎回少量の練り餌にビニール袋をつかうのは勿体ないので、いつも餌を入れたりする時に使っているシリコンカップ(お弁当用の洗って何度も使えるやつです)を使って練っています。
ぬるま湯数滴に固形のバグリッチを5〜6個程度で、粒を潰す様にして作ります。
こんな風にできます。それを竹製ピンセットに乗せたり、形を整えて挟んだりして与えています。
水の量にもよるのでしょうが、竹製のピンセットで与えようとすると、力加減が上手くない子供だと、ギュッと掴むと崩れてしまいますが、そこは次男坊の経験値を上げて欲しいところ!頑張って欲しいです!
こちらも、喰い付きは良好でした!
ミズアブ団子にした後、保存は可能なのか?保存の仕方やどの位保つのか?分かりません。
今は、ある程度食べきる量を作って、残ったら処分しています。そこがちょっと残念なところです。
バグリッチの感想
☆なにより、喰い付きがいい!これは重要だと思います。
☆コスパが良い!食べてくれても、多少なりともロスが出ます。そんな中、高い物は長期的に使っていくと考えると、家計にも響きます。安価で質がそれなりに保証されていれば、それにこしたことはないと思います。
☆使い勝手が何種類か選べるので、好印象です。ただ、戻した物をグラブパイの様に保存できないと思うのが残念です。
☆少し不安材料となるのですが、ウンチが少し緩くなりました。栄養価が高すぎても、消化器官に負担がかかりますからね…。もしそうなのであれば、要注意です。
今まで通り、あくまでメインフードではなくて、数回おきに与える感覚で使うべきかと考えています。
話がちょっと脇道になりますが…、『バグリッチ』の練り餌をカナヘビにも与えてみたところ、最初グラブパイを与えてみた時よりも拒否反応が強かった感じです。
でも、子カナヘビの兄弟2匹に対して抱いて与えてみたところ、1匹は完全に拒否して口に入っても出してしまう程でしたが、もう1匹だけはしっかり食べました。好みが分かれる感じなのか…という印象でした。カナヘビには多く与えてはいないのですが、取り立てて下痢をした形跡はありませんでした。
まだ短期間しか使っていないのですが、我が家での感想でした。
美味しく!(と言っても、イエアメガエルは答えてはくれませんが…)、そして与える側も楽しく!健康管理しつつ、続けていけたら良いな…と思っています。
この記事が、爬虫類・両生類飼育の方へ少しでもお役に立てる情報になると嬉しいです♪
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