赤ちゃんて、だいたいにおいて可愛いですよね♡ カナヘビの赤ちゃんも同じく、あどけなくて可愛いです♡
今回は、産まれたてのカナヘビ特有のケースからの脱出が有り得ることを、冬越しに向けて飼育していこうと考えている方にお伝えできたらと思います。
放すなら寒くなる前であり、飼うなら注意すべき事
飼育していこうと考えている方はもうご存知かもしれませんが、赤ちゃんカナヘビの場合は、飼育下では(飼育下でなくとも)越冬は難しいです。秋にしっかりとたっぷりと食べて寒さに備え、寒さの中で途中で起きたりせずに寝ていなければ、脱水や餓死、凍死もありうるのです。それは、小さなカナヘビにはかなり難しい事でしょう。
冬越しの用意や覚悟なしには飼育は難しいです。なので、放してあげるならば外に餌がたくさんあるうちに放してあげて下さい。
幼いカナヘビを飼育するならば、ヒーターを使用して、冬眠させずに冬越しさせるのが安心で安全です。
しかしながら、冬場は乾燥もします。加湿(霧吹き)は欠かせません!
そこで、特にメスや小柄なカナヘビちゃんの飼育で気をつけて欲しいポイントがあるので、お知らせしようとおもいます!
それはズバリ『霧吹きによる水の表面張力』での壁のぼり、です!
既にご存知な方は、我が家のカナヘビの画像をお楽しみ頂けたら、嬉しいです✩
恐るべし表面張力
カナヘビの赤ちゃんなら、小さいしジャンプはするけれどたかが知れている、飼育ケースの高さはあまり気にしなくて大丈夫だろう…と侮る事なかれ!とても盲点な脱出をはかる可用性がある事をお伝えします。
霧吹きの水の張力で壁のぼり
この小さいうちだからこその、水滴での表面張力での壁のぼり術がコレです!
個体の器用さも関係してくるでしょうが、赤ちゃんのカナヘビはほぼ確実に登ると考えていた方が良いと思います。
カナヘビ自体が木登り好きですし、基本的に登りたがります。慣れていれば、手にもどんどん登ってきます。
我が家での経験からすると、赤ちゃんカナヘビは好奇心旺盛だったり、他のカナヘビとケンカしてしまったりで逃げたりする時に、ちょうどケースの内側が霧吹き後だったりして濡れた状態だと…ビックリしてしまう程に登ってしまうのです。
こちらのパタ♀は、霧吹きをしたら「しめた!」とばかりに壁のぼりを始めてしまう程です。期待するよりは賢くはなくとも、予想よりは遥かに賢いのですね!
この位成長すれば、壁は登れなくなります
今、我が家には、今夏に孵化したカナヘビが3匹います。訳あって捕獲した3匹ですので、それぞれの産まれたタイミングは把握できませんが、ただでさえ体の小さなメスが一番後で産まれたんであろうミニマムサイズ。
この3匹の中で、壁のぼりの術を使えるのは、小さなメスの1匹だけ。もう、他のオス2匹は自重が重くなってきて、登れません。
つまり、自重で登れなくなるまで…なのですが、この短期間だけは壁のぼりに気を付けれなければいけないという事です。
我が家では、しっかり霧吹きをしてから、掃除がてらティッシュで内側の水分をとり除いておく様にしています。
それにしても、気を抜いていると…かなり上まで登ってきます!今回は画像が欲しかったのである程度は見逃して撮りました。もっと登りそうだったのですが、ちょっとでも目を離すと勢いがあった出てしまうかもしれず…降りてもらいました。
でも、気を抜くと、次は成長と共にジャンプ力が付いてくるようにもなりますので、常に脱走しないでいられる状態をキープしていきたいものです。
その他の水の張力でのアクシデント
カナヘビ飼育をされる方はイエコの飼育も考えるている方がいるかもそれませんので、一応お伝えしておきますが、イエコの繁殖でも、(少し違いますが)水やりする時に起こりうる危険ポイントがあります!
こちらも、水の表面張力なのですが…。イエコも産まれてから大きくなるまでの暫くは、あまりに小さいが為に、水やりの時に偶然できた水滴にすら吸い付いてしまいます。
吸い付いてしまったら最後、自力で離れる事ができずに溺れてしまいます。
我が家の水やりは、コットンに水を含ませる方法をとっていますが、必ず切れ目を作ったお弁当用おかずケースの上にコットンを起き、そこが常に濡れている状態にするだけです。汚れが目立ったらコットンを交換するだけです。
水飲み場を散乱床にする時でも、水分を含ませるのは欠かせませんが、水滴がある状態は避けています。
イエコの飼育や繁殖について、我が家の方法についてまとめたものは⇩こちら⇩に載せておきますね。
カナヘビとの越冬をちゃんと楽しむ
カナヘビにとって、ヒーターや加湿があってこその安心・安全な冬越しです。脱走してしまってからの捕獲は…かなり難しいですし、家の中とはいえ一度逃げたカナヘビを見つけるのは至難の業です。
つまり、脱走されてしまったら、越冬は不可能と考えて下さい。これは、ハムスター等と同じですね。
保温と加湿(バスキングも)をした上で、昇り降りできたり隠れたりできる場所の確保とケースの高さの把握、夏場よりも餌の食い付きや糞の様子の観察を大切に、そしてこまめな掃除もしなければならない冬越し…。
正直大変ではありますが、一層の可愛さを感じたり新しい表情を知る事ができると思います!
飼育側が無理しては続かないですし、期待した様にならないと苦痛になってしまうと思うので、なるべくポイントだけは押さえて、あとは簡略化できる事は工夫して(ルーティンを作る等して)、楽しい日々を送っていけたら…と思います♪
ちょっと理想論みたいだったり、半分は自分に言い聞かせているみたいになっちゃっていますが…。この冬も飼育を楽しむ事や、気付き等ありましたらお伝えしていけたら…と思っています。
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