今回は、今まで色々とカナヘビについて書いてきたのに…。
ベビーカナヘビ1匹の命を熱中症で亡くしてしまった事について書いていきます。
言い訳にしかなりませんが、書かせて下さい。
ブログに書かずに済ませてしまう事も可能でしょうが、カナヘビの飼育を考えている方へのメッセージになれば…と勇気を出して、書いていきます。
なかなか書くまでに時間が掛かってしまい、すみません。
太陽光でのバスキングは「いつも通り」も危険
いつもは、気をつけていたのに。。
そんな風に、気を抜いていた自分を責めるばかりです。
9月手前、少しだけ涼しくなった日もあったけれど、また残暑が酷くぶり返した日でした。
週末で、子供達の学校から持ち帰った大量の洗濯物。
何種類もの虫達や水性生物のチェックなど。
相方と次男坊が虫採りに行ってしまったようで、虫除けやら水分補給やらを確認。
長男とのやり取り。
ごはんの用意や片付け。
急遽採ってきた虫を入れる容器の用意。
荷物が届いたり、急遽外に呼ばれたり、庭の水やりで見つけた虫に食い散らかされた花をみたり…。
自分でも少し外に居ただけで「暑い…。これは熱中症に気をつけなきゃ…。」と感じました。
そして、
「あ!こんな暑いなら、いつもと同じ時間バスキングをしてたら危ないかも!」とカナヘビ達の元へ走っていったのです。
目に飛び込んできたのは、仰向けになって、もう動かなくなってしまったベビーカナヘビが1匹。
もうなす術はない事が分かりつつも、冷たい水を用意しましたが…やはり時既に遅かったのです。
「ごめんなさい」という気持ちよりも、冷静に、他のカナヘビ達の管理を優先しなくては!と、気持ちを切り替え、水を与えたり、温度を下げたり様子をみたりしました。
幸い、同じケージ内の2匹のベビー、そして成体2匹が元気なのが確認できました。
全滅ではなかったのが本当に良かったです。
元気と熱中症は関係ない
亡くなった子は、ベビー達の中で一番元気で、一番たくさん食べて、他の2匹にチョッカイを出しまくる子でした。
きっと男の子だったと思います。
一番よく動き、よく食べていたので、代謝が良かったのかもしれませんね。
必要とする水分も他の2匹より多く必要だったのかもしれません。
これは私の勝手な分析ですが、そんな気がします。
別の繋がる命を感じる
子供達は、私がかなりショックを受けている事や、いつもほぼ全面的に面倒をみている私が一番辛いだろうと思ってくれたようで、「ごめんね…」と謝ったところ、「もう何も言わなくていい」と言ってくれました。
そんな中、その子が亡くなったその日に、同じお母さんが産んだ卵から2匹のベビーカナヘビが孵化しました。
恒例となった玄関前で放つ行事も、動画で撮りましたが、当時の事はなんだか記憶があやふやです。
いろんな気持ちが重なって、涙が出そうで出ないような複雑な気持ちでした。
環境は多角的な判断が大切
今回感じたのは、カナヘビも人と同じで、数字で管理すればいい訳ではなく、日々の様子をみて、暑い日にはバスキング時間も短めにしなくてはならないと学びました。
「バスキングは15分〜30分程度」その常識的な知識も、この異常気象の暑さの中ではあくまでもひとつの指標でしかないのだという事です。
何よりもカナヘビを考えて、飼い主としての判断をすべきです。
ケージ内メンバーが変わると変化がある
この2匹は、暑さで苦しむ兄弟の状態を見ていたのか…、取り乱した感じを隠せない私がいたからか…、
兄弟が亡くなって数日の間は様子が違いました。
後になって2匹での力関係ができたりして変化してきましたが、カナヘビには人間に近い感情があるのでは…?と、また考えさせられてばかりでした。
残った2匹のうち1匹は、尾切りしてしまった子で、2日に1回程度しか食べない少食で心配な子です。
動く餌には怯えやすいので、SSサイズのイエコからも逃げます。
幸いピンセットから食べるので、これからだんだん寒くなって、外から小さな虫を捕まえられなくなってきた頃に困らないよう、もうそろそろグラブパイを使う事も視野に入れていかなくては…と思っています。
もう1匹は、やっとイエコSサイズに怯えず、食べられる様になりました!
その点は安心しつつも、他の虫を食べた後は満腹ではないのにコオロギ以外は食べなくなってきた「グルメちゃん」です!
真冬は仕方ないといえど、できるだけコオロギしか食べない子にならぬ様、気をつけています。
これからは、台風が過ぎていき秋めいてきて、初めての冬を迎えることでしょう。
家の事もしっかりやらなくてはいけないけれど…。
飼育が苦痛になってはいけないですから…。
ほどほどの距離感で、カナヘビ達と長く付き合っていきたいと思いました。
読んで下さり、ありがとうございました。
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