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イエアメガエルちゃん いらっしゃい! 我が家にカエルが仲間入りすることになりました 〜飼育前の知識・そして覚悟〜

飼育

今回は、次男の誕生日のプレゼントとなった『イエアメガエル』についてのお話です。

我が家の次男は、近所の方から「ファーブル君」と言われる程の虫好きです。
家の近くに藪や自然をできるだけ残してくれている公園があるので、毎日の様に虫を見つけては「かわいぃ〜!」「カッコイイ!」とはしゃいでいます。そして、ほぼ一年中、昆虫や動植物の図鑑は本棚から出たままです。

実は虫だけではなく、生き物全般が好きなのですが、その中でも爬虫類や両生類にも興味が強く…。
今年の誕生日のプレゼントに「イエアメガエルの野生個体が欲しい」とリクエストされました。

親としては、我が家でちゃんと飼育できるのか!?
イエアメガエルの生態や飼育環境、またイエアメガエルを手に入れる方法も調べまくりました。 

イエアメガエルの生態

イエアメガエルは、アマガエル科に分類され、別名『ホワイトフロッグ』ともいいます。
オーストラリアやインドネシアなどに生息するツリーフロッグの一種。
ツリーフロッグとは、樹上で生活するカエルなのですが、イエアメガエルは半樹上で、草原や森林などの樹上にも地表にも生息しているらしいです。

20年以上も長生きする個体もいる長寿なアマガエルで、大きくなると丸々して独特の体つきをしていきます。
足をおさめた状態で7〜12cm程度に成長し、手足の吸盤がよく発達しているので、手足を伸ばして飛びつく時には、かなりの長さなります。

食欲旺盛で人慣れするので、ピンセットからの餌やりも可能な個体が多く、ペットとしての人気も高いとのこと。
とはいえ、スキンシップに関しては、長時間にわたり手に乗せたりすると、カエルにとっては人の体温は高過ぎて岩盤浴の様なもの。手を水で冷してから、短時間の触れ合いにしないとストレスになってしまいます。

いわゆる肉食で、昆虫・節足動物・ミミズの他、小型ならば両生類・爬虫類・鳥類・哺乳類なども、飛びついて食べるそうです。(つまり、飼育下で与えるのは基本的に生き餌という事です。)

適温は25℃前後、湿度は70%程度が望ましいようです。ただし、蒸す環境は苦手です。

グリーンから褐色まで、あらゆる色の個体があり、環境によっても体の色を変化させます。

そんな中、日本では”ブルー” “ブルーアイ” “スノーフレーク”など、珍しい個体同士を掛合わせたりして、様々な珍しい色の個体がかなり高価なお値段で販売されていたりするそうです。
感覚的には、アートの世界でしょうね。
テラリウムの一角に、と飼育される方も少なくないとのことです。

繁殖個体(CB)と野生個体(WC)

日本で卵から飼育された個体『繁殖個体(CB:Captive Bred )』と、野生で捕獲された個体『野生個体(WC:Wild Caught または WD:Wild)』では、育て方や育てる際の心構えが違います。ここが我が家のポイントであり難関でした。

WDとCBの違いについて、簡単に単刀直入に、飼育という観点だけでずばり書いてみました。

●野生個体(WD)

メリット
 ・個性豊か
 ・体格が立派
 ・餌として自然環境下の虫を与えられる
デメリット
 ・野生環境下でできた傷や欠損している箇所がある
 ・ケージ内で過ごす事にストレスを感じ、体調を崩してしまったり、拒食になる場合がある
 ・病気、寄生虫のリスク…野生個体は本来、何らかの寄生虫と共存しているので、そのバランスが崩れると、寄生虫が大量に繁殖してしまうと、宿主の体調不良や最悪死に至る場合がある
 ・飼育、繁殖がCBと比べ困難

●繁殖個体(CB)

メリット
 ・飼育しやすい
 ・病気、寄生虫のリスクが低い
 ・品種など血筋がはっきりしている場合が多い
デメリット
 ・病気、寄生虫に弱い
 ・生き餌の場合に人工繁殖の餌しか与えられない(自然にとれた虫を与えられない) 
 ・繁殖個体ならではの色等で高額な場合も多い

イエアメガエルの入手方法

我が家で求めていたのはできるだけ若いWC個体だったのもあり、販売しているのを探すのが難しかったです。

CB個体の場合は、両生類爬虫類のイベントや大手の通販サイトで購入可能です。
また、アダルト個体だとヤフオクなどで貰い手を探している場合もあるようです。

イエアメガエルを取り扱っている店舗というか、爬虫類・両生類の専門店は西日本に多いイメージです。ちゃんと調べれば各地位にあるのかもしれないのですが、小さめな個人での店舗だったり、ネットには情報を載せていないのかもしれません。

ここで初めて知りましたが、基本的に小動物や爬虫類(両生類)、または魚類に関しての配送は、配送業者によって禁止していたりと難しいそうです。季節にもよりますが、暑さ寒さが厳しい時に、生き物を運ぶ管理は難しいです。
通販サイトの生き餌専門店など、しっかりとした知識に基づいて梱包して発送する特例はあるようですが(我が家にはカナヘビが数匹いるので、ヨーロッパイエコオロギでいつもお世話になっています)、ペットとして購入するならば、できれば実際に店頭で見てから選んで買うか、ブリーダーさんと直に連絡が取れるような販売元で購入したいですよね。できる限り、状態をしって、相談して選ぶべきだと思います。

今回は、ネットで調べたら、奇跡的に偶然にも大手ペットショップ『ペットのコジマ』の北砂店に求めている個体が一匹いると知り、実際にお電話をして飼育されているお店の方からカエルの状態や取り置き可能か、改めて必需品は何か等もお聞きすることができました。画像でしたが、いくつかの角度からも見ることができました。本当に奇跡的な出会いで、これを逃してなるものか!と感じてしまう程でした。
『ペットのコジマ』は、当日ならば取り置きをしてくださるとのことです!

一緒に暮らす覚悟とともにお迎え

飼育の知識や必需品を揃えて、終生飼育(最後までちゃんと一緒に暮らしていく)覚悟を忘れられないように。
そして、なにより生き物には『個体差』というものがあるという”思考の幅”をもって、その個体の性格や癖などをよく観察しながら健康管理する覚悟をもって…

そして、誕生日より少し前ですが、無事に我が家へとお迎えする事がでました。

イエアメガエルを購入、移動中の車内

車内で終始ニコニコな次男坊でした。

今後は、イエアメガエル飼育の必需品について載せていけたらと思います。

実際に飼育していく事になり、気付いた事など…引き続き、またお知らせしていきます。

念願のイエアメガエルと共に暮らすぞ! 〜飼育の必需品と環境作り〜
前回、イエアメガエルについて調べまくって、ようやく無事に引き取ることができ、一緒に家路に着きました☆と言っても、必需品の事もちゃんと調べて、購入すべき物も一緒に揃えてきました!なんせ、今回のイエアメガエルの購入は、誕生日プ...

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