こんにちは!陽だまりです。
今回は車のオイル交換のお話です。
エンジンオイルって何?
車のエンジンオイルはエンジン内の潤滑、冷却、保護をしてくれるエンジンにとってはなくてはならない液体です。
金属の摩擦やエンジンの吸気で吸った空気中の汚れや熱で劣化していきます。
車の仕様、排気量や外気温によって10W40などの数字で粘度を調整します。
距離を走ってエンジンオイルが劣化するか少なくなると故障または廃車の原因になりかねないので、そうなる前に必ず交換した方がいいです。
また、マメに交換している車はエンジンのパワーも長持ちしますしエンジンの寿命も長くなり燃費も向上します。
車のパフォーマンスに関わるのでオイル交換は車にとって一番重要な作業になります。
どのくらいで交換するの?
皆さんはエンジンオイルの交換はどのくらいの頻度でおこなっていますか?
車を通勤などに使っている人は半年に一度、土曜日曜しか乗らないひとは一年点検(法定点検)の時、たま~にしか乗らない人は車検の時が一般的かと思います。
交換時期に決まりはないので、人によってさまざまだと思います。
もうすぐ車を買い替えるつもりなのでオイル交換はしない、この車になるべく長く乗りたいのでオイル交換はマメにしている。
など車に対する思いも人によってさまざまなので、オイル交換の時期も人によってさまざまなのです。
僕の場合ほとんど休みの日にしか車は乗らないのですが、壊れるまでずっと乗りたい車なので一年に一度は交換しています。
大切な車なのでエンジンオイルの劣化の様子は自分で把握しておきたいのと、工賃がかからないで安く済ませたいのでオイル交換は自分でやっています。
もちろん僕は整備士でもなんでもないド素人ですが。
はっきりいって車のディーラーなどにお任せですと、まだ交換しなくていいのに定期的に交換してしまいます。
常にきれいなエンジンオイルで安全は安全ですけど費用的にはどうかと、、、
オイル交換は一度覚えてしまえば何も難しいことはありません。
誰にでも出来る作業ですよ!
オイル交換に必要な物
・エンジンオイル
オイルは色々なグレードや粘土があります。10W40のWはウインターのことで冬の気温のときのオイルの硬さを表しています。車の仕様と季節に合わせたオイルを選びましょう。
・オイルジョッキ
エンジンオイルを計って入れる容器です。
なくても入れることはできますが、オイルジョッキがあるととても入れやすいです。
・ドレンボルトの新品ワッシャー
オイルを抜くネジのパッキンの事です。ネジとオイルパンの隙間からオイルが漏れないように密着させる物です。
・メガネレンチ
オイルを抜くドレンボルトを回す工具です。車種によって大きさが違い一般的に♯14~♯19くらいでしょうか。
・ウォーターポンププライヤー
オイルエレメントを外す工具です。専用工具がないときに代用します。
・ポイパック
抜いたオイルをキャッチしてそのまま家庭ゴミに捨てられる優れもので、ホームセンターで200円程でうっています。
オイルは正しく捨てましょう。
・ボロ布
オイルがこぼれたり飛び散ったりしたときに拭くもの。
・大きい段ボール
車の下にもぐって作業するので下に敷く物です。
・ジャッキ
車を持ち上げます。車に車載用工具として必ずついています。
自分でやってみよう!

僕の愛車、エヴリィワゴンです。
平成12年式なのでもう20年前の車になってしまいましたが、まだまだ乗りたいのでオイル交換は適正な頻度でおこなっています。
初めに、エンジンを2~3分アイドリングをして、エンジンを軽く暖めます。オイルが温まり古いオイルが下に落ちやすくなるのでより多くの古いオイルが排出できます。
走って来た後やエンジンを暖め過ぎると暑すぎて火傷の危険性がでてくるので2~3分がいい目安でしょう。
次はジャッキを使って車を持ち上げます。ジャッキはフレームの固そうな部分に当てて車を持ち上げます。人が潜ってある程度手を動かして作業しやすい位の高さまで持ち上げます。

ジャッキで持ち上げたら必ず万が一ジャッキが倒れて自分が車に挟まれないように、車と地面の間に車のタイヤなどを挟みましょう。コレがないと大変危険ですので必ずやりましょう。
タイヤの場合はタイヤを外さなければなりませんが代用出来る物があったら便利ですね。
車が持ち上がりましたら段ボールを敷いて車体の下に潜り込みオイルパンとドレンボルトを探します。
湯たんぽにボルトが1本刺さった感じの物がオイルパンです( ´∀` )

このドレンボルトをメガネレンチで緩めて外すのですがメガネレンチで半周ほど回すと緩むので後は手で回します。
手で緩めていくと少しエンジンオイルが出始めるので速やかにボルトを抜いてしまいましょう。
ドレンボルトを抜くとエンジンオイルが飛び出てくるので、うまくこのポイパックに入るように場所を調整します。

エンジンオイルがすべて抜けたらドレンボルトを締めます。
締める強さは慣れるまでオイル交換をしたことのある人にチェックしてもらった方がいいです。
締めすぎるとオイルパンとボルトのネジ山が壊れてしまうことがあるので要注意です。
緩すぎても走っている途中で外れてしまいますので大変危険です。
ドレンボルトを締める際は気を使いましょう。
この時にドレンボルトについていたワッシャーは必ず新品の物に交換します。
このパッキンがドレンボルトとオイルパンの間のオイル漏れを防いでくれるので、再利用すると隙間ができてオイルが漏れてきてしまう可能性があります。
次にオイルフィルターを探します。
下の写真の黒い筒状の物がオイルフィルターです。
オイルエレメントとも呼ばれています。

オイルフィルターはボロ布にくるんで思いっきり左に回すとくるくる回って外れますが、固くなって外れない事があるので、そんな時はフィルターレンチを使います。
オイルフィルターを外してもエンジンオイルがたれてくるので、先ほど使ったポイパックでドレンボルトと同じ様にキャッチします。
新品のオイルフィルターを今度は右回しで取り付けます。
取付の際、オイルフィルターにはゴムのOリングが付いているので、このOリングに新品のエンジンオイルをぬりましょう。張り付き防止の為です。
オイルフィルターが付いたら、車体に着いてしまったりこぼれてしまったオイルをパーツクリーナーなどでキレイにふき取りましょう。
キレイにしないと後でオイル漏れのチェックがしずらくなります。
これで車の下の作業は終わりなので、ジャッキを下ろしエンジンルームを開きます。

エンジンルームを開くとフィラーキャップというオイルの注ぎ口がありますので、このフィラーキャップを開けてエンジンオイルをオイルジョッキで注ぎます。
今回選んだオイルはこれ、モノタロウというネットショップで購入しました。
4リットル1749円、安いです。

このオイルを3.5リットル、オイルジョッキに入れてフィラーキャップを開けてゆっくり注ぎます。

この時に急いで一気に注ぐとオイルが溢れ出てしまうので必ずゆっくり注ぎましょう。

オイルを入れたら、しっかりとフィラーキャップを締めてエンジンを3分程アイドリングします。
エンジンを止めて5分程たちましたら、オイルレベルゲージでオイルの量を確認します。この時オイルが少なければ、オイルを足します。
最後にもう一度エンジンを掛けている状態で車の下を覗き込み、ライトで照らしてドレンボルトとエレメントからオイル漏れがないかしっかり確認しておきましょう。
これでオイル交換は終わりです。
作業は順調に行けば30分以内で終わります。
ポイント
エンジンオイル交換のポイントはジャッキアップのの時に絶対に倒れないようにする事です。
死亡事故も起きているので、必ずジャッキアップした時には車体の下にタイヤなど何かを入れましょう!
後は坂道やデコボコの路面だと倒れる危険性が高くなるので平坦でキレイな路面でジャッキアップすることが大事です。
後はドレンボルトやオイルフィルターの締め付け不足によるオイル漏れなので作業箇所は何度も確認しましょう。
エンジンオイルを交換した後は気持ちがいいです。
車の性能が上がるわけではありませんが、エンジンが元気よくなった気がします!
実際は少し馬力は上がると思います。
皆さんもぜひ自分でオイル交換、やってみましょう!自分の車に愛着がわきますよ!
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